決算レポート
アマゾン (AMZN) 2026年Q1 決算レポート
概要
アマゾンは今四半期に $303億 を稼ぎ、売上は $1,815億 に達しました。AWSクラウドコンピューティングが真の利益エンジンであり、Eコマースの規模効果が顕在化し、AI投資が加速し続けています。
📊 株価・時価総額
データ日付:2026年5月14日
株価 (AMZN) $268.43 52週レンジ:$196.00 — $278.56
時価総額 $2.89兆 世界時価総額トップ5の一つ
PER 32.3x 予想PER:32.3x
分かりやすく
- アマゾンの時価総額 $2.89兆 は世界有数の企業価値
- 株価$268.43は52週高値$278.56に近く、市場のアマゾンへの楽観的な見方を反映
- PER約32倍はマイクロソフトをやや上回るが、成長率とAWSの高い収益性から市場は妥当と判断
🏦 ウォール街のアナリストはどう見るか?
データ日付:2026年5月 · 出典:stockanalysis.com
コンセンサス評価 強い買い 41人のアナリストがカバー
12ヶ月目標株価 $306.00 ↑ 現在株価比 +14.0%
分かりやすく
- ウォール街はほぼ全員アマゾンを支持:41人中39人が買い推奨、売り推奨は0人
- アナリストは今後12ヶ月でアマゾン株が平均 $306 に達すると見ており、現在の$268より約14%高い
- 最も楽観的なアナリストは1年後に $370 まで上昇すると予想し、最も保守的なアナリストは $175 まで下落する可能性があるとしている
- 注意:アナリスト予測は参考情報であり、投資にはリスクが伴います。ご自身で判断してください
💰 どれだけ稼いだ?
| 指標 | 今四半期 (Q1 2026) | 前四半期 (Q4 2025) | 前年同期 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 総売上高 | $1,815億 | $1,876億 | $1,434億 | ↑ +26.5% |
| 営業利益 | $239億 | $213億 | $154億 | ↑ +55.2% |
| 純利益 | $303億 | $267億 | $104億 | ↑ +191.3% |
| EPS | $2.78 | $2.38 | $0.98 | ↑ +183.7% |
分かりやすく
- アマゾンは1日約 $3.4億、毎秒約$3,900を稼ぐ
- 純利益は前年比約 3倍!収益力が大幅に向上していることを示す
- アマゾンはR&Dを単独開示せず、「テクノロジーとコンテンツ」費用に含める
- 前四半期(Q4は繁忙期)との比較で売上が若干減少するのは季節的要因であり、前年比が重要
📊 お金はどこに使われた?
| 費用項目 | 金額 | 売上比率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| テクノロジーとコンテンツ | ~$290億 | ~16% | R&D + AWSインフラ + Primeビデオコンテンツ |
| 営業コスト | $1,576億 | 87% | 倉庫・物流・人件費・フルフィルメント |
| 設備投資 | ~$250億 | ~14% | データセンター・倉庫・ロボット |
分かりやすく
- 「テクノロジーとコンテンツ」費用にはR&Dが含まれ、ウォール街が重視する競争力投資
- 設備投資は主にAWSデータセンターとEコマース物流網の構築に充てられる
- AI関連投資(チップ・モデル・インフラ)が最近の設備投資増加の主な要因
🏢 3つの事業セグメント
アマゾンの事業は3つに分かれる:北米Eコマース、国際Eコマース、AWSクラウド
AWS(アマゾン ウェブ サービス)
クラウドコンピューティング、AIサービス、データベース、企業向けITインフラ
売上高 $290億 ↑ 前年比 +17%
営業利益 ~$116億 ↑ 高成長継続
利益率 ~40% ↑ 非常に高い利益率
分かりやすく
- AWSはアマゾンのお金製造機:売上全体の約16%を占めるが、利益の大半を生み出す
- AWS利益率約40%——$100の売上で$40が利益、テクノロジー業界で最も収益性の高い事業の一つ
- AI需要の爆発がAWSの成長をさらに加速させ、企業がクラウドとAI採用を競い合う
北米(North America)
米国・カナダのEコマース + Prime会員 + 広告収入
売上高 $921億 ↑ 前年比成長
営業利益 ~$95億 ↑ 利益率向上
利益率 ~10% ↑ 規模効果が現れる
分かりやすく
- 北米は最大の収益源:売上全体の約51%
- 数年前のほぼ0%から約10%へ利益率が改善、規模効果と物流効率の向上が功を奏した
- 広告事業(アマゾン広告)が急成長し、北米利益率向上の重要な推進力となっている
国際(International)
欧州・アジアなど海外市場のEコマース事業
売上高 $604億 ↑ 前年比成長
営業利益 ~$28億 ↑ 黒字転換
利益率 ~5% ↑ 継続改善
分かりやすく
- 国際事業が赤字から黒字へ:近年最大の変化の一つ
- 欧州と新興市場の規模拡大に伴い、運営効率が大幅に向上
- 北米と比べてまだ大きな利益率改善の余地がある
🏦 財務基盤はどれほど強固か?
| 指標 | 四半期末 (2026-03-31) | 前四半期末 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 総資産 | $9,166億 | ~$8,900億 | 貸借対照表上の全資産(現金+設備+投資等) |
| 現金・現金同等物 | $1,018億 | ~$880億 | 銀行預金および現金同等物 |
| 長期負債 | $1,226億 | ~$1,230億 | 長期借入金 |
分かりやすく
- 注意:総資産$9,166億 ≠ アマゾンの市場価値。時価総額は約 $2.89兆、帳簿価格の3倍以上。差異はブランド価値・技術・AWSの将来価値から生まれる
- $1,018億の現金を保有。長期負債$1,226億があっても、その稼ぐ力から完全にコントロール可能
- 現金が大幅増加(+$138億)、事業が強固なフリーキャッシュフローを生み出していることを示す
- 負債は主にインフラ建設の資金調達に使用——アマゾンの長期戦略の一環
📈 前四半期との比較
改善点
- 営業利益向上:$213億 → $239億、前年比55%超成長
- 純利益大幅増加:$267億 → $303億、過去最高
- 現金増加:$1,000億超の現金保有
注意すべき点
- 売上は前四半期比若干減少:$1,876億 → $1,815億、季節性要因(Q4は繁忙期)
- 設備投資が高水準継続:AIとインフラへの大規模投資が続く
- 関税の不確実性:貿易政策の変化がサードパーティー出品者とEコマースコストに影響する可能性
📅 1年前との比較
| 指標 | 2025年Q1 | 2026年Q1 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $1,434億 | $1,815億 | +26.5% |
| 営業利益 | $154億 | $239億 | +55.2% |
| 純利益 | $104億 | $303億 | +191.3% |
| EPS | $0.98 | $2.78 | +183.7% |
分かりやすく
- 1年で純利益が約 3倍——極めて稀な成長速度で、規模効果が爆発していることを示す
- 売上26%成長はすでに速いが、利益成長はさらに速い(55%超)、アマゾンの収益効率が向上している
- AWSがこのすべての最大の功労者:高成長+高利益率が全体的な収益性を大きく向上させた
🎯 投資家が知っておくべきポイント
1
AWSが利益の核心
AWSは売上の16%に過ぎないが、利益の大半を担う。クラウドとAI需要がAWSの高成長を続けて後押し
2
Eコマースの規模効果が顕在化
北米・国際の利益率が継続的に拡大、アマゾンの長年の物流投資が実を結び始めている
3
AIが最大の成長触媒
アマゾンはAIインフラに積極投資し、AWSのAIサービス(Bedrock等)が急速に成長
4
関税の不確実性が最大のリスク
貿易政策の変化がEコマース事業に影響する可能性——2026年最も注目すべき外部リスク要因